更新日:2016/4/22
ユーチューバーとして活躍しているバイリンガールのちかさんが、The Japan Times ST 高橋敏之編集長にインタビューした動画が大変参考になる内容だったのでこちらの記事でまとめてみました(・∀・)
動画のテーマは、
「まずは何から勉強すればいいの!?」
今や本屋さんの英語学習教材コーナーには、ズラーリと勉強法に関する本が並んでいます。
「英語の勉強したいけど結局どれ買えばいいんだよ・・・」
とツイッターでつぶやきたくなるほど。
しまいには、教材コーナーの前にたって、本のタイトルをアマゾンでチェックしてみたり!
「この本は評価が4.5もあって高いから良さそうかも!」
「んーこれは評価がイマイチだなー(●-`ω´-●)ウム」
このような経験があるのではないでしょうか。
この動画は、そんな悩みを解消してくれる内容です(°∀°)b
目次
英語が伸びるプロセスは2つ
まずは、英語力ってどうやったら伸びるの?という成長プロセスからはいっていきます。
英語が伸びるプロセスは大きく分けて2つ。
- まずは基礎能力をつけて(基礎力)
- そのあとたくさんの英語に触れる(量)
基礎能力(土台)をつけて、そのあとたくさんの英語に触れる(量)ことが伸びるプロセスだとおっしゃっています。
シャワーのように、たくさん英語を聞く・たくさん英語を読む、は②「たくさんの英語に触れる(量)」に当てはまります。②「たくさんの英語に触れる(量)」というとこまでたどり着けば、あとはグングン伸びていく。
でも、「たくさんの英語に触れる(量)」前に、やっておかなければならないことがあるんですね。
というのが、『基礎力強化!』
この動画は主に、「基礎力」の勉強方法にフォーカスしてお話しされています。
そもそも英語の基礎力ってなに?
ここで言う英語の基礎力とは、
- 単語力
- 文法能力
です(°∀°)b
まずは、英語学習を始める前に自分の英語力をチェック!
まずは、自分の英語力(基礎力)をチェックすることをオススメされています。
今のレベルを知らなければ、自分に合った教材も選ぶことができません。
そういった意味でも、今の実力を知ることは必須です。
英語力を測定するために、英検の問題を解いてみることがオススメされています。
英検は1級〜5級までありますが、まずは3級からとのこと!
英検3級は、中学レベルです。
中学レベルの英語は、英語の基本的なところ。
ここができているとできていないとでは、今後の伸び方が変わってきます。
中学レベルだからってあなどれませんよ!
英検3級の過去問は、英検公式ホームページにて無料公開されているので挑戦してみてくださいヽ(゜▽、゜)ノ
わからない問題・読めない文・単語があまりに多くでてきたら、もう一度中学英文法から学習を進めることをオススメします(°∀°)b
オススメ文法書
動画内でオススメされている英文法書は「Grammar in use」
英語で書かれた参考書です。
実際の内容は…
こちらで本のサンプルを見ることができます。
→ Grammar in use (sample)
ホントにぜんぶ英語で書かれています。
英語を使ってそのまま勉強すれば、英語のことを英語で考える習慣が身につく、とのことも。
本の中身は、左側が例文、右側が問題と使いやすいレイアウトです。
例文もズラーっと豊富で、絵ものっているから文法の使われ方が非常にイメージしやすい。
しかし、英語とかホントにムリ!マジで謎!!もうカンベン!!!といった方には英語で学習するというのはかなりハードルが高いと思います。
そんなときは、日本語で書かれている文法書をつかってもまったく問題ありません(°∀°)b
わたし自身、一番最初に使った文法書は日本語で書かれているものを使いました。
日本語で書かれているおすすめな文法書
ただ評価がいいだけじゃなく、内容も中学英文法のことについてみっちり書かれています。
【オススメ関連記事】
→ 中学英文法を学び直す時の6つのポイント
本当は、高校レベルの文法力が望ましい
でも本当は、高校レベルの文法まで知っていることが望ましいとのこと(・∀・)
英検でいえば2級レベルが高校レベルとされています。
裏を返せば、英検2級の問題が解ける実力があれば、基礎能力は身についているということ(°∀°)b
自信をもって英語の海に飛び込んじゃいましょう!
【オススメ関連記事】
→ TOEIC900点まで上がったForestの使い方
オススメ単語帳
今回の動画の中では単語について詳しく触れていませんでしたが、わたしのオススメ単語帳はコチラ
ネイティブスピーカーの「使用頻度」をベースにしながら、日本人学習者にとっての「有用性」「重要性」を考慮して単語の選定が行われている単語帳。
レベル4まであるので、すべてやれば合計「1万2000語」英単語を覚えられることになります。
【オススメ関連記事】
→ 単語帳を使った単語の覚え方
英単語の覚え方
でもさ、「えーぶんぽー」って役に立たないんじゃないの?
・「文法ってなにかって言ったら、ネイティブがよく使うような、英語の特徴的な、ただの構造」
・「文法学習ってなにかといったら、よく使われる構造をベスト50ぐらいにランク分けして、それを順番に勉強しているだけにすぎない」
・「よく使う構造を知っているほうが有利になる」
・「文法をやらないということは、ネイティブが使う構造なんて知りたくありませんということ」
文法学習はなんの得があるのかを詳しく説明されていました。
非常に共感できる内容です(・∀・)
文法学習は、英語の構造を知るもの。
英文法を学ぶことでネイティブがよく使う構造を知り、あとはその構造に単語を入れ込んでいけば英語の文が完成します。
基礎力がないと伸び悩む原因になる
基礎力がないと今後、伸び悩む原因になります。
単語力がないと??
→ リスニングで聞いた音がわからない。リーディング中にでてくる単語の意味がわからない。文法力がないと??
→ リスニングで聞いた内容が理解できない、リーディング中にわからない文がでてくる。
高いビルも基盤を固めておかないと上に建っていかないと同じように、英語力も基礎がないと上に伸びていきません。
文法を知っているだけは、まだ半分!?
文法学習において文法のことをちゃんと理解しましたよというのは、山登りでいったら五合目。半分しか登っていない。文法というのは、知識として知っているその上に、会話で自分で使いこなすことができる状態が存在する。これが頂上。
(中略)
ちょっと厳しいことを言うようですけれども、五合目まで行ってやめたんだったら、これは文法の勉強をした意味がまったくない。
・・・( °д°)
グサッとくる内容ですが、もっともな意見です。
「知識文法」じゃなく、「運用文法」にしてこそ役に立つ(°∀°)b
どうやったら使える文法になる?
使える文法にするために、例文を片っ端から音読することをオススメされています。
「理解したことを口に出す」を繰り返すことで「運用文法」になっていきます。
これは、英語の思考回路を作る非常に有効的な練習方法です。
「同時通訳の神様」とも言われている國弘正雄氏も教科書に載ってた例文をひたすら音読をした方です。
それも10や20とかではなく、少なくとも3桁の回数を音読したとも言われています。
ここまで武器として英語を使えるようになったのも、音読のおかげだったのかもしれない。
英語学習者は100中、2しか勉強していない
これまた非常に厳しい意見ですが(苦笑)、日本人英語学習者の勉強する時間(インプット時間)が非常に短いとのこと。
僕もこんな風に「ぺらぺら」だの「すぐに」だの「世界一」だの気軽に言ってみたいよなぁ。ある意味、その気楽さが羨ましい。
— 大西泰斗 (@HIROTOONISHI) 2015年5月14日
【オススメ関連記事】
→ 英語が伸びないのは勉強時間が少なすぎるから
まとめ
最後のまとめとして、
・英語力を伸ばすには、
- まずは基礎力をつけて(基礎力)
- たくさん英語に触れること(量)
→だから最初に英語を学ぶときは、基礎力をつけることからはじめる(・∀・)
・基礎能力とは、
- 文法力
- 単語力
・文法は知っているだけでは意味がない!
→使える文法にするために、何度も口に出して英文を言う。・勉強量がたりなーーーい!!
→勉強量(インプット量)をもっともっと増やす!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました(__)