英語勉強法

【英語リーディングの勉強法】長文が読めるようになるために【初級編】

こんにちは、おこのです。

この記事では、初級レベルの英語リーディング勉強法についてまとめました。

  • 英語長文の勉強をこれからはじめる。
  • 基礎英文法を一通りやったものの、長文の勉強のやり方がわからない。
  • 長文の勉強をはじめたけど、なかなか読めるようにならない。
  • 最終的には、TOEIC part7を正確に読めるようにしたい。

TOEIC part7が読めるようになることを目標に、ぜひここで始めの長文勉強法を参考にしていただければと思います。

この記事を書いた人:おこの

独学で英語の勉強をして、

TOEIC945(最高点)
英検1級合格

おこの(@okono_eigo)

基礎レベルの英単語・文法を勉強する

まず大前提として、基礎レベルの英単語・英文法を知っておく必要があります。

「まだ基礎レベルの英単語・英文法が全然たりない…」
といった場合は、こちらの教材をつかって先に勉強することをおすすめします。

基本的な長文とはいえ、基礎レベルの英単語・英文法は知っておかなければきびしいです。

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独学のぼくがやっている、具体的な長文読解の勉強方法【4ステップ】

独学のぼくがやっている、具体的な長文読解の勉強方法【4ステップ】
  1. まずはヒントなしで読んでみる。
  2. 1通り読んだら、日本語訳を確認。
  3. 自分が読んだ内容とズレがないかチェック。
  4. ズレが起きた原因を分析。

① まずはヒントなしで読んでみる

まずは、実際に読んでみます。

時間は無制限で大丈夫です。
じっくり読んでいきましょう。

もし、「この長文ながいなー」って思ったらキリのいいところまでで全然OKです。
たとえば、1段落目だけ読んでみるとか。
ここのピリオドまで読んでみるとか。

読めそうなところで区切って大丈夫です。

もちろん、1文だけでも大丈夫です。
途中で「もうムリ、全然よめない!」ってなったらギブアップしてもOK!

そのまま次のステップに進みましょう。

② 1通り読んだら、日本語訳を読む

区切りがいいところまで読んだら、日本語訳を読みます。

日本語訳を読むことで、内容の理解ができます。
最初は日本語訳を活用したほうが、ストレスなく効率的に勉強をすすめることができます。

③ 自分が読んだ内容とズレがないかチェック

日本語訳を読んでみて、
「あれ、思ってた内容とちがうぞ…?」ってなったら、ここでチェックです。

「思っていた内容と違う」ということは、どこかがちゃんと読めていないということです。

その読めない部分を英語の文の中から探しましょう。

ただ注意してほしいことは、日本語訳に忠実にならないことです。
たとえば、このような文があるとします。

Ken played tennis yesterday.

答えの日本語訳には「ケンは、昨日テニスをしました。」って書いてあるとします。
しかし、自分が思った意味が「昨日、ケンはテニスをした。」だとします。

たしかに日本語の順番はちがいます。
でも、文の意味はちゃんと理解できているので問題ありません。
「昨日」が最初にきてようが、文末が「した。」で終わろうが意味が同じであればそれでOKです。

日本語訳をみて内容が正しく理解できているかのチェックです。

④ ズレが起きた原因を分析

長文の中から読めていない部分をみつけたら、なにが原因で読み間違えたのか分析します。

読み間違える原因のほとんどは、

  1. 単語の意味をちゃんと理解していなかった。(熟語も含む)
  2. 文法がちゃんと理解できていなかった。

のどちらかです。

ぼくもあるんですが、自分の思い込みで単語の意味を理解してることがあります。

たとえば、”famous”という単語を「人気」という意味で覚えていたら、内容にズレがでてしまいます。

他にも、似た単語の読み間違い / 意味の取り違いっていうこともあります。

  • experience(経験する)
  • express(表現する)
  • experiment(実験)

むかし、この3つの単語がごちゃごちゃになってた記憶があります。

ex- から始まってるので、覚えずらかったんですよね。

“experience” と “experiment” なんてめっちゃ似てると思います。
日本語の意味も、「経”験”」と「実”験”」。
“験”っていう文字が両方とも付いてるから、なおさらごちゃごちゃになってました。

こんなことが起きるので、単語をちゃんとみて意味を取り違えないように注意です。

文法に関しては、

  • ここの不定詞がわかっていなかった。
  • ここの関係代名詞がわかっていなかった。
  • ここのthat節の”that”を「あれ」って意味だとおもっていた。

などです。

使われている文法がわからないと内容が大幅にズレるかと思います。
もしくは、全然よめなくて途中でギブアップしてしまうと思います。

読めなかった原因を単語・文法の観点から分析してみてください。

長文読解の教材には解説もついてるので、こちらも参考にしてみてください。
何の文法が使われているのか解説されていると思います。

1つの教材に絞って勉強する

1つの教材に絞って勉強する

最初は、1つの教材に絞って勉強することをおすすめします。
基本的かつ簡単な教材のやり込みです。

難しい長文をはじめから無理して読む必要はありません。

簡単な長文をきちんと読めるレベルを目指しましょ。
そういった積み重ねが、これからの応用問題にいきてきます。

最初の長文勉強でおすすめの教材はこちらです。

多読の必要なし

今の段階で多読の必要はありません。
多読とは、たくさんの英語を読むことです。

まずは、基本的な英語の文がよめるようになるための勉強を優先させたほうがいいですね。

多読は、ある程度英語が読める人がやると効果はあります。
ただ、基本レベルの英語長文をやっている段階ではほとんど効果がありません。
結局、英語が読めないと意味がないんですよね。

そして、多読は時間もかかります。
何冊も何冊も読むので、それなりの時間がかかります。
基本的な長文の読み方の勉強もしながら、多読もやるってなると超ハードです。
めっちゃ疲れますし。

だから、いまの段階では多読をする必要はありません。

最初は、TOEICの長文を教材として使う必要無し

TOEICの長文を読んだことあればわかるかと思いますが、むずかしいです。
とくに、基礎レベルを身に付けている段階ではTOEICの長文はむずかしい。

なので、今はTOEICの長文(part7)で勉強をする必要はありません。

繰り返しになりますが、最初は基本的な長文読解の勉強に集中です。

速く読む必要はなし。最初はゆっくりと丁寧に読む。

時間をかけていいので、ゆっくりと丁寧に読むことを優先しましょう。
理解せずに速さだけを求めて読んだとしても、なにも読めずに終わってしまうかと思います。

理解できるスピードまで落として大丈夫です。
5分かけて1文を読むスピードでも全然OK。

ていねいにゆっくりと。

長文勉強で意識しておきたい3つのこと

さいごに、長文勉強で意識しておきたい3つのことをまとめました。

大切な事は、ほかにもいっぱいありますがまずはこの3つだと思っています。

主語と動詞を意識する

英語の文を読むときに、かならず意識しておきたいことは「主語と動詞」です。

この文の主語と動詞はどれかわかりますか?

  • The girl plays tennis over there.

 

✓主語:The girl
✓動詞:plays

 

では、下の文の主語と動詞はわかりますか?

  • The girl playing tennis over there is Miki.

 

✓主語:The girl
✓動詞:is

 

girlのうしろにある「playing」は、動詞ではありません。

playingを動詞だとかんちがいすると、
「その女の子はテニスを向こうでしていて、みきです??」

みたいな、ナゾの意味になります。

ただしくは、
「向こうでテニスをしている女の子は、みきです。」

はじめは、意識的に主語・動詞をさがす作業をしないといけません。
やってるうちに、主語・動詞をさがす事がクセになってきます。

英語が読める人は、ちゃんと主語・動詞がどれかわかっています。

とくに、英語の文を読んでも頭にはいってこないのであれば、なおさら主語・動詞をみつけることが重要です。

主語・動詞が何かわかると、

  • 誰が、何をする(した)

という、文の根本的な内容がわかります。

代名詞が何を指しているのか理解する

たとえば、この例文、

  1. Ken bought two books yesterday. He likes reading books.
  2. Ken bought two books yesterday. They were written by a famous writer.

代名詞が何を指しているのかわからないと、意味がぐちゃぐちゃになります。

  1. の文にある「He」は ⇒ Ken
  2. の文にある「They」は ⇒ two books

①の「He」を読みまちがえることは、ほとんどないと思います。
①⇒「ケンは昨日、2冊本を買いました。彼(=ケン)は、本を読むのが好きです。」

②は、読み間違えるとぐちゃぐちゃになるパターンです。
②⇒×「ケンは昨日、2冊本を買いました。彼らは有名な作家によって書かれました???」

彼らはって意味をとると、「人間が書かれたんか???」って思ってしまう。

ただしくは、
②⇒「ケンは昨日、2冊本を買いました。それら(= two books)は、有名な作家によって書かれました。」

長文では、100%って言っていいほど代名詞がでてきます。
代名詞が何を指しているのか、自分で説明できるレベルまで落とし込みましょう(°∀°)b

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時制の意識

時制とは、「現在のことなのか?過去のことなのか?未来のことなのか?」
といったことです。

  • He buys books every day. (彼は毎日、本を買います。)【現在】
  • He bought books yesterday. (彼は昨日、本を買いました。)【過去】
  • He will buy books tomorrow. (彼は明日、本を買う予定です。)【未来】

読んでいる文が、いつのことを言ってるのか理解しておくことが大切です。

長文では、文によって時制がバラバラって事がよくあります。

「さっきまで過去形だったのに、現在形になってる」
ってのは、普通にあります。

主語と動詞をみつけたあと、動詞の形にも注目です。
というのも、英語の文は、基本的に動詞で時制がわかります。

  • 動詞に3単現のsがついている ⇒ 現在形
  • 動詞に -ed がついている ⇒ 過去形
  • 動詞の前にwillがついている ⇒ 未来のこと

 

「子供の頃は、勉強が嫌いだった。しかし、大人になった今は勉強が好きだ。」

日本語の文でも、過去から現在へと時制が変化する文はあります。
嫌いだったから【過去】 ⇒ 好きに【現在】

まとめ

この記事のまとめです。

【英語リーディングの勉強法】TOEICのリーディングが読めるようになるために【初級編】
  1. 最初の長文勉強をやる前に、基礎レベルの英単語・文法は知っておく
  2. 具体的な長文の勉強方法
    – まずはヒントなしで読んでみる。
    – 一通り読んだら、日本語訳を読む。
    – 自分が読んだ内容とズレがないかチェック。
    – ズレが起きた原因の分析。
  3. 1つの教材に絞って勉強する
  4. 多読の必要なし
  5. 最初は、TOEICの長文を教材として使う必要無し
  6. 速く読む必要はなし。ゆっくりと丁寧に読む。
  7. 意識しておきたい3つのこと
    – 主語と動詞を意識する。
    – 代名詞が何を指しているのか理解する。
    – 時制の意識。
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