英語学習を初めて数ヵ月…。
なかなか英語が読めるようにならない…。
何をやれば読めるようになるのかわからない…。
一生読めるようになる気がしない…。
そんな時期がありました。
と。
それから色々と苦戦しながら、読めない原因を探し ⇒ 修正し ⇒ また原因を探し
を繰り返して、
- TOEIC900点
- 英検1級合格
までのリーディング力になりました。
この記事では、私も経験した「なかなか英語が読めるようにならない…」をぶち破るためにやったことをまとめました。
ポイントは大きく分けて、3つあります。
- 単語力
- 文法力
- 英文読解力
この3つをきっちりやれば、必ず英語が読めるようになります。
一番ダメなのが、わからない事をわかったふりして飛ばすこと。
単語力・文法力・英文読解力をつければ英語が読めるようになります。
それでは、英語が読めない原因を探して ⇒ 「読める!」にしていきましょう!
一生もんの英語力を!
目次
なんで英語が読めないんだろう?
英語が読めないには、理由があります。
「読める英語の文」と「読めない英語の文」を以下の例文で確認してみましょう。
まずは、「読める英語の文」から。
- I’m from Japan.
ふざけてんのか?ってレベルの例文ですが、ふざけてません。
「I’m from Japan.」がよめねぇぇぇぇ!!
ってあんまり聞いたことないです。
他にも、
- Thank you very much.
- I’m really busy.
これも読めると思います。
あなたはこんな程度のレベルでつまずいてないと思います。
読めない英語の文って?
次は、ちょっと複雑な文を見ていきましょう。
今は読めなくて全然OKです!
- If you keep on doing what you have always done, you are going to get what you have always gotten. You need to do different to get different.
- You don’t need anything more. You don’t need a special talent or pill to have brilliant concentration or a great memory.
- “When I hear you give your reasons,” I remarked, “the thing always appears to me to be so ridiculously simple that I could easily do it myself, though at each successive instance of your reasoning I am baffled until you explain your process. And yet I believe that my eyes are as good as yours.”
どうですか?読めない文って、このような英文ではないでしょうか。
今は読めなくても大丈夫です。
これから読めない原因を探して、対処すれば絶対読めるようになります。
英語が読めるようになるために、原因の分析をする
よく聞く英語が読めない理由は、
- 意味のわからない単語がある。
- 全部知っている単語だけど、文の意味がわからない。
この2つです。
しかし、読めない理由はこれ以外にもあります。
一番最初に言った、3つのポイントをもとに読めない原因を探していきましょう。
- 単語力
- 文法力
- 英文読解力
原因は主に8つ
- 単語力
- 文法力
- 英文読解力
この3つをもっと分解して、それぞれ原因を探します。
主な原因は8つです。
- 知らない単語がある
- 英単語の読み間違え
- 間違えた意味で覚えていた
- 熟語に気付けていない
- 文法が理解できていない
- 知っている文法に気付けていない
- 知っている意味とは違う意味で使われている(多義語)
- 代名詞がちゃんと追えていない
英単語が原因
しらない単語がある
しらない単語が原因で読めない場合の解決策は、英単語の意味を調べることです。
一番シンプルに解決できる原因です。
英単語の読み間違え
おっちょこちょいな私がよくやるミスです。
“nothing”と”noting”
“staff”と”stuff”
“brought”と”bought”
気を付けて下さい。
意味が全然違います。
解決策は、もう一度丁寧に読み直してみることです。
アルファベット1字違うだけで、まったく意味が違います。
間違えた意味で覚えていた
似た単語同士でありがちです。
“collect” ⇒ ~を集める
“correct” ⇒ 訂正する
“lend” ⇒ 〔人に物・金を〕貸す
“borrow” ⇒ 〔他の人の所有物を〕借りる
解決策は、意味をもう一度単語ごとに確認してみることです。
めんどくさいかもしれませんが、これが原因になっている可能性もあります。
熟語に気付けていない
- Taro makes the most of his time on the train by preparing for classes.
- My car ran out of gas.
それぞれの文に熟語が含まれています。
- make the most of ~ (~を最大限にいかす、利用する)
- run out of ~ (~を切らす)
“make”を「~を作る」って意味で考えていたら、正しい意味にたどり着けません。
“run”「走る」も同様です。
(①タロウは電車に乗っている時間を授業の予習をすることで最大限に活用している。)
(②私の車はガソリンを切らしている。)
解決策は、熟語が使われているかもしれないと疑ってみることです。
特に、「動詞+前置詞」は1セットで1つの意味になる場合が結構あります。
文法が原因
文法が理解できていない
以下の文の意味は、わかりますか?
- The man you saw at the station yesterday is a famous doctor.
× その男性は、あなたは昨日駅で見て[会って]…有名な医者です…???
× その男性は、昨日見たあなたが…???
○ あなが昨日駅で見た[会った]男性は、有名な医者です。
次の文はどうですか?
- There are many places to visit in Kyoto.
× そこには、たくさんの場所が京都で訪れます。(!?!?)
× そこには、京都がたくさん訪れます…??
○ 京都には、訪れるべき場所がたくさんあります。
- I know the woman who can speak English well.
○ 私は、英語が上手に話せるその女性を知っています。
わからない単語もないのに文の意味がわからないのは、文法力が原因の可能性があります。
単語の意味をくっつけただけでは、限界がくる。
文法の勉強は英語を読めるようにするため。
よくある、
後から順番に、単語の意味をくっつけて読んでいく。
みたいな事をやってると、英語が読めるようになりません。
そもそも、単語の意味をくっつけて英語が読めるんであれば苦労しないですよ。
単語力だけで英語が読めるなら、日本人みんな英語が読めちゃいまっせー。
かたっぱしから単語の意味を調べ、意味をくっつけて、読めた!!!!!
んなわけあるかいなぁ~~~!!
だから英文法が必要なんです。
「意味のわからない単語がないのに、読めない!!!!!
何言ってんのかナゾ!!!!!
なんだこれ何いってんだ!?!?!?」
ってなるのは、文法力が不足しているからです。
単語覚も重要だけど、文法も忘れずに!
知っている文法に気付けていない
- An example of a pervert is someone who peeks into his or her neighbor’s bathroom.
- I know the woman who can speak English well.
上2つの文章は、関係代名詞という共通の文法が使われています。
周りにある見慣れない単語が原因で、本来であればわかる文法に気付けてない場合もあります。
これは、参考書の解説を読んで「あーー!これか!!」って納得しちゃうのも同じ理由です。
解決策としては、落ち着いてもう一度英語の文を読んでみることです。
「もしかして、これって関係代名詞じゃないのか?」と仮説を立てて分析をしてみるのもありです。
An example of a pervert is someone who peeks into his or her neighbor’s bathroom.
(変態の1つの例は、ご近所のバスルームを覗き見する人です。)
英文読解力が原因
英文読解力は、単語・文法知識の上にくるものだと考えています。
つまり、
- わからない単語がない
- わからない文法もない
なのに読めない。
この2つをおさえていても読めない場合は、以下の2つをチェックしてみて下さい。
知っている単語の意味とは違う意味で使われている
これは多義語と言われるものです。
- I bought this book yesterday.(私は、昨日この本を買った。)
- I booked a seat.(座席を予約しました。)
- I wash my face every morning.(私は、毎朝顔を洗います。)
- You must face the facts.(あなたは、事実を直視しなくてはならない。)
この多義語は、文法力で解決できます。
例えば、こちらの例文。
You must face the facts.
mustは助動詞の1つです。
助動詞のうしろには、動詞の原形がきます。
ということは、”must”のうしろにある”face”は動詞で使われている可能性が高いです。
なので、”face”を辞書で調べてみて、動詞の意味がないか確認します。
文法を知っていれば、こんな感じに分析ができます。
代名詞がちゃんと追えていない
- Ken and Yumi like tennis. They also like soccer.
英語の長文には必ず代名詞が使われます。
上の例文の”They”って何を指しているかわかりますか?
そうです、Ken(ケン)とYumi(ユミ)です。
(ケンとユミはテニスが好きです。彼らはまたサッカーも好きです。)
次の文章はどうでしょうか?
- I bought books. I gave them to my friend.
私は、本を買いました。私は彼らを私の友達にあげました。(!?!?)
この場合の”them”は”books(本)”を指しています。
(私は、本を買いました。私はそれらを私の友達にあげました。)
例文は簡単ですが、難しい英語の文でよくありがちなミスです。
解決策は、代名詞が指している単語を入れてみることです。
- Ken and Yumi like tennis. They(= Ken and Yumi) also like soccer.
- I bought books. I gave them(= books) to my friend.
わからない原因のまとめ
英語が読めない原因をまとめると、
- 知らない単語がある
- 英単語の読み間違え
- 間違えた意味で覚えていた
- 熟語に気付けていない
- 文法が理解できていない
- 知っている文法に気付けていない
- 知っている意味とは違う意味で使われている(多義語)
- 代名詞がちゃんと追えていない
の8つです。
英語が読めない原因は、8つの中のどれか1つかもしません。
時には、8つの中のどれか4つが原因かもしれません。
読めない英語の文を1つずつ分析し、原因を見つけることが大切です。
最終的に、分析を不要にする
分析不要のレベルにするためには、
- 単語力をつける
- 文法力をつける
- 長文読解力をつける
必要があります。
これはつまり、読めない原因になっている事を勉強して潰していくということです。
この3つを基礎からやって自分の知識に落とし込めば、分析は不要になります。
この状態が、英語がスラスラ読める状態だと思っています。
英文を読んでる時に、つまらず、左から右に読んでいけます。
英単語を勉強する
英単語を勉強することで、
- 知らない単語・熟語がある ⇒ 知らない単語・熟語が減る
- 英単語の読み間違え ⇒ 単語の復習を重ねることで、英単語の読み間違えが減る
- 間違えた意味で覚えていた ⇒ 正しい意味で覚え直せる
一番最初に選ぶ単語帳は、代名詞(I,he,she)等の基本単語が載っているものをオススメします。
簡単すぎだろう!って思うかもしれませんが、基本単語は超重要です。
今後も使えるリーディング力にするためには、基本単語は欠かせません。
基本単語が学べる単語帳【オススメ】
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- ネイティブが良く使う単語をもとに収録されているため土台作りにピッタリ。
- 例文も一緒に載っているため使い方がわかる。
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英文法を勉強する!
英文法を勉強することで、
- 文法が理解できていない ⇒ 文法を理解することによって、正しく英語が読めるようになる。
- 知っている文法に気付けていない ⇒ 英文法の復習を重ねることによって、文法に敏感になる。
はじめて or 久しぶりに英文法の勉強をする場合は、めっちゃ簡単な教材でやることをオススメします。
「学生時代、英語がめっちゃ苦手だったよ・・・」
と、言う事でしたらなおさら簡単な文法書がオススメです。
英文法を学ぶ前の心構え
- 一度で全部を理解しようとしない。
- 何度も復習する。
- あきらめない。
一度で全てを理解しようとしない
一度読んだだけで全部理解できればいいのですが…
そんな簡単に理解できるものではありません。
なので、少しずつ進歩していきます。
- まったく理解できなかったところが、少しずつ理解できるようになる→
- 少し理解できていたところが、しっかり理解できるようになる→
- 1、2を繰り返して、出来ないところをどんどん無くしていく
といった具合に、
理解出来なかった所を、少しずつ少しずつ理解できるようにしていく心構えでいきましょう(°∀°)b
何度も復習する
”20分後には42%忘れる。
1時間後には56%忘れる。
1日後には74%忘れる。
1週間後(7日間後)には77%忘れる。
1ヶ月後(30日間後)には79%忘れる。”忘却曲線(Wikipedia)
このグラフは、「覚えたことが時間とともに消え去っていくよ~ん」、というのを証明した実験です。1回ではなかなか覚えられない理由がこれです。
だから復習ですねー。
復習を繰り返すほど忘れにくくなり、最終的にずっと覚えてられるようになります。
記憶した知識を忘れないようにするためには、「復習」しかありません(°∀°)b
あきらめない!
安西監督 – 井上雄彦『SLAM DUNK(スラムダンク)』
ゾロ – 尾田栄一郎『ONE PIECE(ワンピース)』
やる、やらないの問題だ!!
おこの – 『TOEIC900点&英検1級&英会話の勉強まとめ』
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- マンツーマンの講義会話形式で構成されている。
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- 高校生向けの本と書いてありますが、中学レベルの文法から丁寧に解説してある。
- めっちゃわかりやすい!
- 文法書にしては薄め。
英文読解力を身に付ける
3つ目に、英文読解力を身に付けていきます。
文法力・単語力を使って英文の読み方を練習していくものです。
1文ずつ丁寧に分析しながら、長文を読む練習をします。
長文は、1文の集まり。
1文を正確に読めるようにするのが初めの一歩。
1文が正確に読めるようになるというのは、長文が読めるようになるための道
長文が読めるようになるために、まずは1文を正しく読めるようにしていきます。
結局のところ、文と文が繋がって、長文ができてるだけです。
なので、1文を丁寧に読み解く練習をします。
長文読解力が鍛えられる本【オススメ】
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- 1文の読み方が丁寧に解説してある
- 基本的なことまで解説してあるので、一番初めの長文練習教材としてオススメです。
バランスよく勉強する
単語力・文法力・長文力をバランスよく伸ばしていきます。
どれかに特化すると、、、
● 単語力だけ特化したパターン。
文法力がないと正しく読むことができません。
簡単な短い文章であれば単語の意味をくっつけながら読むことはできます。
しかし、それが長文になると意味が繋がらなくなって、途中でわからなくなってくる…
● 文法力・英文読解力に特化したパターン
単語力がないと、知らない単語で毎回つっかえてしまいます。
2、3個くらいであれば全然問題ありません。
しかし、1つの文に知らない単語が30、40個もでてくると意味調べに時間がかかり英文を読んでるどころではなくなります。
こんな感じになります。
なので、バランスよーくやっていくのがベストです。
最後に
- If you keep on doing what you have always done, you are going to get what you have always gotten. You need to do different to get different.
(もし、あなたがいつもと同じやりかたでやり続ければ、いつもと同じ物を得るだけ。
別の物を得るには、別のやりかたをする必要がある。) - You don’t need anything more. You don’t need a special talent or pill to have brilliant concentration or a great memory.
(あなたは、これ以上なにも必要ない。あなたには、すごい集中力や記憶力を引き出すことのできる特別な能力や薬など必要ない。)
基礎をしっかりと固めれば、読めるようになる!