この記事は前回の「勉強が苦手でも、TOEIC600点・英検2級の英語力をつける!【継続の極意 英語の勉強はクッソつまらない?】」つづきになります。
今回から、中学英文法で大切なポイントを一緒にみていきましょう!
この記事では、
- 英語の文の基本ルール
- 品詞(単語の役割)
- 主語・動詞・目的語・補語(英語の文の仕組み)
この3つを中心にまとめました。
そして最後に、ジグソーパズルを英文法で完成させていきます。
品詞とか主語・動詞って、どの文法書にも最初にでてきます。
くもんの中学英文法にもでてきます。
でも、結構テキトーにやっちゃう所だったり…。
いやいやいや、それはもったいないです!
ここを最初にちゃんとやっておけば、後が楽になります。
品詞と主語・動詞って実は超大事!
英語の文の基本ルール
まずは、英語の文の基本的なルールから確認していきましょう!
- 英語の文とは、大文字から始まってピリオドまで。
- 英語の文には、主語が1つ・動詞が1つある。
そして英語の基本的な語順は、
「主語 + 動詞 + ~」
です。
主語・動詞については、後ほど見ていきます。
名詞・動詞・形容詞・副詞(品詞)
次に、品詞について確認しておきましょう★
- 品詞とは、〇〇詞ってやつです。
- 品詞は単語によって違います。
- 英語の品詞は、全部で10種類。
辞書で単語を調べて、品詞の確認をしてみましょう。
“dog” を調べました。
□の中に “名” と書いてあるのは、「名詞」という意味です。
別の単語もチェックしてみます。
□ “動” なので、⇒ 動詞です。
その他の品詞だと、
- □ “形” ⇒ 形容詞
- □ “副” ⇒ 副詞
この様に、単語によって品詞が違います。
つまり品詞とは、それぞれの単語に役割が振り分けられているようなモノです。
今回は特に重要な、名詞・動詞・形容詞・副詞をまとめました。
この4つは、ホントに混乱する…。
でも、文法を学んでいく上でめっちゃ大切なのでバッチリやっておきましょう!
まずは名詞から~!
名詞
名詞とは、物や人を表す品詞です。
たとえば、dog, cat, pen, desk
といった単語です。
そして、名詞は文の主語になることができます。
んーちょいと待って。
名詞…。主語…。
ここで、名詞と主語の違いをハッキリさせておきましょう。
⇒ 名詞とは、品詞の中の1つです。
品詞とは、単語ごとに見た時のモノです。
⇒ 主語とは、文でみた時にでてくるモノです。
下の例文のような区切り方です。
別の例文も見ていきましょう。
⇒ 名詞とは、品詞の中の1つです。
品詞とは、単語ごとに見た時のモノです。
⇒ 主語とは、文でみた時にでてくるモノです。
名詞と主語。
単語ごとに見るか、文でみるか。
どのような視点で文を見るかの違いです。
- 人や物を表す品詞
- 名詞は、文の主語になれる。
動詞
動詞は大きくわけて、
- be動詞
- 一般動詞
の2種類に分けることができます。
ただ、be動詞はめっちゃ数が少ないです。
一般動詞に比べるとめっちゃ少なーい。
上の表でみると、7個しかありません。
なので、一般動詞をいかに覚えるかってところが課題です。
あと、動詞は文の動詞になることができます。
- be動詞と一般動詞がある。
- 英語の文の動詞になる。
形容詞
形容詞は、名詞を修飾するものです。
This is a beautiful picture.(これは、美しい写真です。)
beautiful(形容詞) が後ろの → picture(名詞) を修飾しています。
beautiful(美しい)以外にも、
- busy(忙しい)
- tall(高い)
- short(低い)
などなど、他にもたくさんの形容詞があります。
「忙しい」「高い」「低い」と “い” で終わってるから、”い” 終わるものが形容詞!
というわけではありません。
- hungry(空腹な)
- easy(簡単な)
- necessary(必要な)
この3単語も形容詞として使えます。
日本語の意味で形容詞と判断するのではなく、英単語で1つずつ覚えるしかありません。
形容詞は名詞を修飾する意外にも、役割があります。
それは、補語になることです。
補語に関しては、もう少し下のほうで書きました。
- 名詞を修飾する。
- 補語になる。
副詞
副詞と形容詞って似てますよねー。
でも役割が違います。
副詞は、名詞以外を修飾するものです。
副詞が動詞を修飾したり、副詞が形容詞を修飾したり、副詞が副詞を修飾したり。
でも、名詞だけは修飾できません。
名詞を修飾できるものは、形容詞です。
- 名詞以外を修飾する。
主語・目的語・補語(文の仕組み)
次に、文の仕組みについてみていきましょう!
さっき見てきたのは品詞です。
⇒ 品詞とは、単語ごとに見た時のモノです。
文の仕組みでは、主語とか補語とかでてきます。
名詞のところでも少し触れましたが、文の仕組みとは文で見たときの視点です。
文の仕組みに入る前に、基本ルールの再確認をしておきましょう。
- 英語の文とは、大文字から始まってピリオドまで。
- 英語の文には、主語が1つ・動詞が1つある。
そして英語の基本的な語順は、
「主語 + 動詞 + ~」
です。
主語
主語とは、英語の文の主人公です。
日本語訳だと、「~は」や「~が」にあたる部分が主語です。
さっき確認した、名詞との違いは大丈夫ですか。
- 名詞とは、物や人を表す品詞です。(単語ごとに見る)
- 主語とは、文でみた時のモノです。
あと、名詞は文の主語になれるということも忘れてはいけません。
次に、英語の基本ルールにもあるように、
- 英語の文とは、大文字から始まってピリオドまで。
- 英語の文には、主語が1つ・動詞が1つある。
特別な文法を除き、主語は必ず英語の文の中にあります。
- 主語とは、英語の文の主人公。
- 英語の文には、必ず主語がある。
- 主語になれるのは、名詞。
目的語
目的語とは、動詞の目的となる語です。
こうやって聞くと、少し難しい感じがしますね…。
なので、別の方向から目的語の役割を見ていきましょう。
目的語とは、動詞に対して「何が?」「何を?」の部分です。
例えば、
I like.(私は好きです。)
といった文があったとします。
これを聞いたら、
「何が?」ってつっこみたくなるところ。
好きですって言っても、たくさんのことが想像できますよね。
I like sushi.(すし)なのか。
I like tennis.(テニス)なのか。
I like a dog.(犬)なのか。
I like John.(ジョン)なのか。
この「何が?」の部分(下線部)が目的語です。
他の文でもやってみると、
I use.(私は使います。)
使いますって、「何を?」
I use this pen.(このペン)なのか。
I use a computer.(コンピューター)なのか。
下線部が目的語です。
目的語とは、動詞に対して「何が?」「何を?」の部分です。
しかし、全ての動詞に「何が?何を?」となるわけではありません。
たとえば、
I swim.(私は泳ぎます。)
I run.(私は走ります。)
上の文では、「何が?何を?」と聞かなくても意味がわかりますよね。
このように、目的語が必ず入るわけではありません。
この事に関しては、高校の英文法で詳しくやるので今は大丈夫です(°∀°)b
今回は、動詞によっては「何が?何を?」の部分(目的語)が必要。
ということだけ、おさえておきましょう!
それから、目的語になれるのは名詞ということも重要事項です。
先ほどの例文の下線部は、全て名詞です。
I like sushi.(私は、すしが好きです。)
I like tennis.(私は、テニスが好きです。)
I like John.(私は、彼が好きです。)
I use this pen.(私は、このペンを使います。)
I use a computer.(私は、コンピューターを使います。)
名詞は、主語にもなれるし・目的語にもなれる。
大切なので覚えてしまいましょう!
- 目的語とは、動詞に対して「何が?」「何を?」の部分。
- 目的語には、名詞がはいる。
補語
補語とは、主語とイコール関係(=)になるものです。
be動詞を使った文に補語がでてきます。
たとえば、
- I am John.(私はジョンです。)
- You are a student.(あなたは、生徒です。)
- He is a doctor.(彼は、医者です。)
3つとも be動詞 を使った文です。
イコール(=)になるとは、つまり
- I = John.(私 = ジョン)
- You = a student.(あなた = 生徒)
- He = a doctor.(彼は = 医者)
このような関係になります。
そして、補語には、名詞・形容詞が入ります。
- 主語とイコール関係(=)になるモノ。
- 補語には、名詞・形容詞がはいる。
次に、目的語と補語の区別をしておきましょう。
目的語と補語の区別をする
- 動詞に対して「何を?」「何が?」の部分にあたる部分。
- 目的語には、名詞がはいる。
- 主語とイコール関係(=)になるモノ。
- 補語には、名詞・形容詞がはいる。
目的語やら補語やらとゴチャゴチャしてきますよねー…。
しかも、目的語と補語って同じような場所に入るからまぎらわしいです。
目的語・補語は、動詞の後ろに入ります。
英語の基本的な語順は、
「主語 + 動詞 + ~」
でした。
なので形としては、
- 「主語 + 動詞 + 目的語」
- 「主語 + 動詞 + 補語」
となります。
これじゃあ、見分けつかんやんって。
なので、今からこの2つを区別していきましょう。
区別の仕方は、イコール(=)かイコールではない(≠)かで判断出来ます。
これは、補語の項目でやったヤツですね(°∀°)b
つまり、
- イコール(=)になるのであれば、⇒ 補語
- イコールではない(≠)のであれば、⇒ 目的語
実際に例文でやってみましょう。
- I like sushi.(私は、すしが好きです。)
- I use this pen.(私は、このペンを使います。)
- You are a student.(あなたは、生徒です。)
- I am John.(私はジョンです。)
- You know John.(あなたは、ジョンを知っています。)
① I like sushi.(私は、すしが好きです。)
この文は、I ≠ sushi です。
私 = すし ではないですね。
①⇒ sushi は目的語
② I use this pen.(私は、このペンを使います。)
この文は、I ≠ this pen です。
私 = このペン ではありません。
②⇒ this pen は目的語
③ You are a student.(あなたは、生徒です。)
この文は、I = a student です。
私 = 生徒 で意味が成り立ちますね。
③⇒ a student は補語
④ I am John.(私はジョンです。)
この文は、I = John です。
私 = ジョン で意味が成り立ちます。
④⇒ John は補語
では、 次の文はどうでしょうか?
⑤ You know John.(あなたは、ジョンを知っています。)
この文は、You ≠ John です。
⑤⇒ John は目的語
「あなたは、ジョンを知っている」っというのは、「あなた = ジョン」って意味ではないですよね。
I am John.(私はジョンです。⇒ I = John 補語 )
You know John.(あなたは、ジョンを知っています。⇒ You ≠ John 目的語 )
同じ John という単語でも、文によって役割が変わります。
- 意味的にイコール(=)になるのであれば、⇒ 補語
- 意味的にイコールではない(≠)のであれば、⇒ 目的語
この様に、補語と目的語の区別ができます。
ジグソーパズルで考える、品詞と文の仕組み
品詞には、名詞・動詞・形容詞・副詞といったモノがあります。
⇒ 品詞は、単語ごとに見た時のモノ。
文の仕組みとは、主語・動詞・目的語・補語といったモノです。
⇒ 文の仕組みは、文でみた時のモノ。
これって、ジグソーパズルみたいな感じです。
ジグソーパズルには、ジグソーピースがあります。
そして、ジグソーピースがはいる枠があります。
このジグソーピースが、品詞。
ジグソーピースが入る枠が、文の仕組み。
こんな感じです。
それぞれのジグソーピース(品詞)には役割があります。
どこにでも入るわけではありませんよね。
無理矢理やると変な形になる。
主語の位置に動詞がはいったりと、形がぐちゃぐちゃです。
この様にジグソーピース(品詞)は、決まった枠(文の仕組み)にしか入れれないようになっています。
きちんと決まった場所に入れ込むと、
完成!
- 主語の枠(文の仕組み)に入るのは、名詞・代名詞(品詞)のピース。
- 動詞の枠(文の仕組み)に入るのは、動詞のピース。
- 目的語の枠(文の仕組み)に入るのは、名詞・代名詞(品詞)のピース。
決められた枠(文の仕組み)の中に、正しいピース(品詞)をいれなければいけません。
最後のまとめ
最後にこの記事のまとめです。
- 英語の基本的なルール
- 品詞(単語の役割)
- 主語・動詞・目的語・補語(文の仕組み)
① 英語の基本的なルール
- 英語の文とは、大文字から始まってピリオドまで。
- 英語の文には、主語が1つ・動詞が1つある。
② 品詞(単語の役割)
- 品詞とは、〇〇詞ってやつ。
- 品詞は、単語によって違います。
- 英語の品詞は、全部で10種類。
⇒ 品詞とは、単語ごとに見た時のモノです。
品詞の中でも、名詞・動詞・形容詞・副詞の4つを復習しておきましょう。
- 人や物を表す品詞。
- 名詞は、文の主語・目的語になれる。
- be動詞と一般動詞がある。
- 英語の文の動詞になる。
- 名詞を修飾する。
- 補語になる。
- 名詞以外を修飾する。
③ 主語・目的語・補語(文の仕組み)
⇒ 英語の文の仕組みとは、文でみた時のモノです。
- 主語とは、英語の文の主人公。
- 英語の文には、必ず主語がある。
- 主語になれるのは、名詞。
- 目的語とは、動詞に対して「何が?」「何を?」の部分。
- 目的語には、名詞がはいる。
- 主語とイコール関係(=)になるモノ。
- 補語には、名詞・形容詞がはいる。
以上3つのまとめでした。
- 英語の基本的なルール
- 品詞(単語の役割)
- 主語・動詞・目的語・補語(文の仕組み)
今回はこれでおしまいです。
次の文法まとめでも、この3つをバンバン使っていきます。
スクショやメモなどを取って、ぜひ覚えておいて下さい(°∀°)b
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