現在形と現在進行形の区別って難しいですよねー。
- I play tennis.(私はテニスをします。)→ 現在形
- I am playing tennis.(私はテニスをしています。)→ 現在進行形
まあ現在進行形は「be動詞 + 動詞のing」ってのはわかるけど、イマイチ現在形との違いがわからない…。
一度、ここで現在形と現在進行形の違いをみてきましょう!
現在形とは?
まずは、現在形を一緒に考えていきましょう。
そもそも現在形ってどんな用法だと思いますか?
現在ってついてるから、「今」のことじゃない?
いえ、現在形って「今」のことだけを表すものではないんです。
たとえば、ちょっと想像して見て下さい。
今、あなたは中学2年生だとします。
そして、6月頃だとします。
中学2年生になって約2ヶ月ですね。
あなたは学生だから、学校に行かなければいけません。
朝起きて、めんどくせーなーって言いながら学校に行きます。
想像できましたか?
ここで1つ質問です。
今あなたは、中学2年生です。
それって、今日だけの話ですか?
いやいや、違うと思います。
明日も中学2年生ですよね。
1週間後も中学2年生をやってると思います。
1ヶ月後も中学2年生だと思います。
昨日も中学2年生でしたよね。
1週間前も中学2年生だったはずです。
1ヶ月前も中学2年生だったはずです。
この様に、現在形は今だけじゃなく、ある程度過去と未来も含んでいます。
別の言い方をすると、現在形は「習慣」を表します。
では、今度はテニスクラブに入っているとします。
想像してみて下さい。
あなたはテニスクラブに入っていて、毎週日曜日にテニスがあるとします。
ということは、毎週日曜日にテニスをする習慣があると言うことです。
この状況を英語で言うと、
I play tennis on Sundays.
この様に、現在形で言うことができます。
これは、さきほどの中学2年生の時と同じ状況です。
テニスクラブにはいっていて、毎週日曜日にテニスがある。
ということは、先週の日曜日もテニスをした。
1ヶ月前の日曜日もテニスをした。
テニスクラブにはいってるから、来週の日曜日にもテニスがある。
1ヶ月後の日曜日にもテニスがある。
現在形とは、今だけじゃなく、ある程度過去と未来も含んでいます。
- 現在形は、今のことだけじゃなく、ある程度過去と未来も含んでいます。
- 現在形とは、習慣を表すものです。
現在進行形とは?
次に、現在進行形をみていきましょう。
現在進行形は、「be動詞 + 動詞のing」でセットです。
現在進行形の特徴は、今の今を表しているということです。
たとえば、
I am playing tennis.(私は、テニスをしています。)
こんな文があるとします。
「am + playing」で現在進行形の文ですね。
この文は、今の今を表しています。
つまり、今まさにテニスをやっています。
という事です。
なので、過去にテニスをやったとか未来もテニスをやるとかまではわかりません。
現在進行形は、現在形と違って習慣を表すものではありません。
現在進行形は、今の状況を説明している文法です。
- 今の状況を説明している。
日本語につられて現在形と現在進行形を間違えてしまう!?
- 私は、彼女を愛しています。(I am loving her !?!?)
- 私は、彼を知っています。( I am knowing him !?!?)
「〜している」=現在進行形!
って覚えてると、「〜している」となってれば全て現在進行形にしてしまいがちです。
もちろん現在進行形の日本語訳が「〜している」と訳されるため、必ずしも間違いではありません
しかし、「〜している=現在進行形!」が全てとは限りません。
現在進行形は「今の今を表している」時制です。
また現在進行形は、現在形と違って習慣を表すものではありません。
そのため、上記の英語は変な感じになってしまいます。
① 私は、彼女を愛しています。(I am loving her !?!?)
今は彼女を愛してるけど、数分前は愛してなくて…。
数分後したら、また愛してないかも…。
といった意味にとることが可能です。
そんな数秒、数分ごとにころころ変わらないですよね。
「愛している」という状態が、過去も未来もあるはずです。
「私は、彼女を愛しています。」は、⇒ I love her.
と現在形でOKです。
② 私は、彼を知っています。⇒ I am knowing him (!?!?)
今は彼を「知っている」けど、数分後には私の知らない人になるよ!?
といった意味でとらえることができます。
今だけ「知っていて」、数分後「お前、ダレ!?」といった状態はなかなかありません。
「私は、彼を知っています。」は、⇒ I know him.
と現在形でOKです。
この様に、「〜している=現在進行形!」が全てとは限りません。
文法書には、状態を表す動詞は進行形にできないとよく書いてあります。
まとめ
現在形と現在進行で迷ったら、この時間軸を思い出してみてください。
現在形
- 現在形は、今のことだけじゃなく、ある程度過去と未来も含んでいます。
- 現在形とは、習慣を表すものです。
現在進行形
- 今の状況を説明している。