不定詞を理解するコツは、基本に戻ることです。
ここでいう基本とは、
- 名詞・形容詞・副詞といったことや、
- 主語・動詞
です。
不定詞をやる前に、こちらを先に知っておくことを強くオススメします。
この記事では、基本に戻りながら不定詞の仕組みを見ていきますヽ(゜▽、゜)ノ
不定詞って?
不定詞とは、「to + 動詞の原形」で表す文法です。
「to + 動詞の原形」⇒ 不定詞。
不定詞は中学英文法の中で難しい部類にはいると思います。
用法も3つあり、
- 名詞的用法
- 形容詞的用法
- 副詞的用法
ってあります。
っま、〇〇用法の「用法」って言葉はシカトで大丈夫です。
結局は、「to + 動詞の原形」が
- 名詞として使われる
- 形容詞として使われる
- 副詞として使われる
ってことです。
だからこそ、名詞・形容詞・副詞っていう基本的なことが重要なのです(°∀°)b
では、例文を使って一つずつ見ていきましょう!
- 「to + 動詞の原形」⇒ 不定詞
- 名詞として使われる。
- 形容詞として使われる。
- 副詞として使われる。
不定詞【名詞的用法】
名詞的用法とは、不定詞が名詞として使われることです。
名詞は、主語・目的語・補語で使うことができます。
なので、「to + 動詞の原形」が主語・目的語・補語の位置に入ります。
【名詞的用法】主語で使われる
To study English is fun.(英語を勉強することは楽しいです。)
上の文では「To study English」が文の主語になっています。
主語になれるのは、名詞です。
その名詞の位置に不定詞がはいってる文ですね。
「主語」には必ず名詞が入る
【例文】
- I play tennis. (”I” が主語)
- Takeshi can speak English.(”Takeshi” が主語)
- To study English is fun.(”To study English” が主語)
【名詞的用法】目的語で使われる
I want to play tennis.(私はテニスがしたいです。)
目的語には必ず「名詞」がはいります。
I want to play tennis.では「to play…」が目的語です。
その目的語の位置に不定詞がはいってる文ですね。
「目的語」には必ず名詞が入る
【例文】
- I play tennis. (”tennis” が目的語)
- Takeshi can speak English.(”English” が目的語)
- I want to play tennis.(”to play tennis” が目的語)
名詞がはいる位置にto不定詞がはいっていたら、そのto不定詞は「名詞的用法」で使われています(°∀°)b
不定詞【形容詞的用法】
形容詞的用法とは、不定詞が形容詞として使われることです。
形容詞の主な役割は、名詞を修飾することです。
(補語になることもあります。)
「to + 動詞の原形」が名詞を修飾します。
「どんな名詞?」なのか詳しく説明します。
実際に例文を見てみましょう!
I have something to drink.(私は、何か飲むものを持っています。)
to drinkが不定詞です。
“to drink” が前にある名詞 “something”を修飾しています。
「どんな something(何か)?」の問いに対して、
→ to drink(飲む)
と修飾しています。
また、修飾された名詞が不定詞内のどこかに入るって考えるとわかりやすいです。
不定詞内の主語になる場合もあれば、動詞の後ろについて目的語になる場合もあります。
今回の例文であれば、
- …something to drink (something).
その他の例文もみてみましょう。
You need someone to help you.(あなたは、あなたを助けてくれる人が必要です。)
「どんな someone(誰か)?」の問いに対して、
→ to help you(あなたを助ける)
I bought a book to read on the train.(わたしは、電車で読むための本を買いました。)
「どんな book(本)?」の問いに対して、
→ to read [on the train](電車で読む)
Do you have anything to write with?(何か書くものをもっていますか。)
「どんな anything(何か)?」
→ to write with(書くための)
修飾される名詞が「どんな〇〇?」を説明してくれるのが形容詞用法です。
不定詞の前の名詞が「どんな〇〇?」という問いに答えてくれる。(名詞を修飾してくれる!)
不定詞【副詞的用法】
副詞的用法とは、不定詞が副詞として使われることです。
副詞の役割は、名詞以外を修飾することです。
「to + 動詞の原形」が名詞以外を修飾します。
副詞的用法は、「なぜ?」の問いに答えてくれる不定詞です。
実際に例文でみていきましょう。
“to play…”が今回の不定詞。”go”の動詞を修飾している形です。
“to play…”が「なぜ、公園にいく」のか説明しています。
- I go to the park (わたしは、公園に行きます)
- なぜ?
- → to play tennis. (テニスをするために。)
I worked hard to buy a car.(わたしは、車を買うために一生懸命働きました。)
- I worked hard (わたしは、一生懸命働いた)
- なぜ?
- → to buy a car. (車をかうために)”worked”の動詞を修飾。
- I use a computer to play a video game.(わたしは、ゲームをするためにコンピューターを使います。)
- なぜ?
- → to play a video game. (ゲームをするために)”use”の動詞を修飾。
「to + 動詞の原形」が名詞以外を修飾し、「なぜ?」の問いにこたえてくれるのが副詞用法。