- 自動詞と他動詞を決めるのは、動詞!
- 目的語を見つける!
自動詞か他動詞かを判断するためには、最低でも
- 5文型の理解
- 目的語の理解
が必要です。
まずは、ざっっくりとこの2つを確認していきましょう!
5文型って?
5文型とは、
- SV
- SVC
- SVO
- SVOO
- SVOC
の5つです。
- S:主語
- V:動詞
- O:目的語
- C:補語
英語の文は、この5つの内のどれかに分類できます。
目的語って?
目的語は、文型で O にあたるものです。
そして最も重要なことは、目的語には名詞・代名詞しか入りません。
動詞はめっちゃ重要だよ!
英語の文で動詞はめっちゃ大切!
というのも、文型を決めるのは動詞だからです。
- SV
- SVC
- SVO
- SVOO
- SVOC
となる理由は全て動詞にあります。
ただ、ほとんどの動詞が複数の文型を作ることが出来ます。
例えば、
He runs every day.
(彼は、毎日走ります。)
上の文は1文型です。
- S ⇒ I
- V ⇒ runs
では、こちらはどうでしょうか?
He runs a company.
(彼は、会社を経営しています。)
こちらは、第3文型です。
- S ⇒ He
- V ⇒ runs
- O ⇒ a company
『run』という同じ動詞が使われていますが、1文型になる場合もあれば3文型になる場合もあります。
たいていの動詞がこのように、複数の文型を取ることができます。
自動詞と他動詞の違いってなに?
さて、ここからが本題です。
『1つの動詞が複数の文型を取るなら、どうやって自動詞か他動詞かを見分ければいいんだろう?』
まずは、自動詞と他動詞の定義について確認しましょう。
自動詞 | 目的語(O)を必要としない。 |
他動詞 | 目的語(O)を必要とする。 |
つまり、動詞の後に O がなければ ⇒ 自動詞
動詞の後に O があれば ⇒ 他動詞
ということです。
動詞の後に 目的語(O) を見つける!
目的語(O)を探せば、その動詞が自動詞なのか他動詞なのか判断できます。
ここで目的語(O)に入るものを再確認しておきましょう。
目的語には名詞・代名詞しか入りません。
ってことは、名詞・代名詞を探せばいいってことですね。
どうやって名詞・代名詞を見つけるか一緒にみていきましょう!
冠詞(a/an/the)で判断する
冠詞とは、a/an/the のことです。
これがあればイージーですね!
なぜなら、冠詞の後には名詞が入ります。
代名詞で判断する
動詞の後に me/you/him/her/themといった代名詞がOになる場合もありありです。
また、your/his/her/their といった『~の』を表す所有格も代名詞です。
数を表す単語で判断する
some、any、many、a lot of といった数を表す単語の後に名詞がきます。
some books、many flowersなどなど。
固有名詞で判断する
固有名詞とは、 国名・地名・人名を表すものです。
Japan、Tokyo、Kenとかです。
基本的に、固有名詞は大文字から始まるので判断しやすいです。
固有名詞ももちろん、名詞です。
複数形で判断する
これは結構見落としやすいです。
たとえば、I love cats.という文。
ちょっと例文が簡単すぎますが…。
『love』は他動詞です。
『cats』が目的語ですね。
theが付いた複数形であればわかりやすいんですが、the無しの複数形もきます。
I love cats.
I love the cats.
名詞句・名詞節で判断する(※句・節の知識必須)
- 句とは、2語以上のかたまりでSVを含まないもの
- 節とは、2語以上のかたまりでSVを含むもの
です。
句・節の種類に名詞句・名詞節があります。
名詞句・名詞節って難しい名前が付いていますが、結局のところ名詞として使われます。
なので、名詞句・名詞節は目的語(O)になれます。
最後に
最初は、自動詞か他動詞かの判断が難しいと思います。
慣れない時は、ゆっくり考えながら少しずつ理解していくことがなによりも大切!