比較には、3つの用法があります。
- 比較級
- 最上級
- 同等比較
どれも比較の文法ですが、使い方・意味がちがいます。
このページでは、比較の3用法をまとめました。
それでは、いってみよう!
比較の3用法
まずは、3つの用法を日本語でみてみましょう。
① 比較級
比較級は、2つのものを比べる時につかいます。
たとえば、
- ケンはユミよりも背が高いです。
- このペンは、あのペンよりも長いです。
② 最上級
最上級は、3つ以上のものを比べる時につかいます。
たとえば、
- ケンは私のクラスで一番背が高いです。
- ケンは3人の中で一番背が高いです。
③ 同等比較
同等比較は、「~と同じだよー」って言う時につかいます。
たとえば、
- ケンとアキラは同じくらいの背の高さです。
- ケンはあなたと同じくらいはやく走ります。
では、日本語を英語にかえていきます。
比較級
-er + than (~よりも…です)
比較級は、「-er + than」で表します。
- Ken is taller than Yumi. (ケンはユミよりも背が高いです。)
- This pen is longer than that one. (このペンは、あのペンよりも長いです。)
- You run faster than Yumi. (あなたはユミよりも速く走ります。)
このように、「-er + than」で2つのものを比べています。
more + 〇〇〇 + than
-er + than のほかに、「more + 〇〇〇 + than」であらわす比較級もあります。
意味は同じです。
これは、-er をつける単語がながい時につかうパターン。
たとえば、次の文。
- Math is more difficult than English. (数学は英語よりも難しいです。)
difficult って単語が長いから -er を付けるかわりに、more をつかっています。
× Math is difficulter than English. (数学は英語よりも難しいです。)
difficult に er をつけて、比較級にはできない。
また、〇〇〇 の部分はそのままの形をいれます。
そのままの形とは、-er とか -est がついてない形です。
× Ken is more tall than Yumi. (ケンはユミよりも背が高いです。)
tall には -er が付けれます ⇒ taller
-er が付けれるときは、more じゃなくて -er つけます。
最上級
the + -est + in か of (いちばん~です)
最上級は、「the + -est + in か of」で表します。
- Ken is the tallest in my class. (ケンは私のクラスで一番背が高いです。)
- Ken is the tallest of the three. (ケンは3人の中で一番背が高いです。)
- Mt.Fuji is the highest mountain in Japan. (富士山は日本で一番高い山です。)
- Ken runs the fastest in my class. (ケンはわたしのクラスの中で一番はやく走ります。)
このように、「the + -est + in か of」で3つ以上のものを比べています。
in と of のつかい分け方は、
- in ⇒ うしろの単語が単数をあらわす
- of ⇒ うしろの単語が複数をあらわす
うしろの単語で使い分けます。
- Ken is the tallest in my class. (my class は、単数をあらわす。)
- Ken is the tallest of the three. (the three は、複数をあらわす。)
- Mt.Fuji is the highest mountain in Japan. (Japan は、単数をあらわす。)
- Ken runs the fastest in my class. (my class は、単数をあらわす。)
the + most + 〇〇〇 + in か of
the + -est + in か of のほかに、「the + most + 〇〇〇 + in か of」であらわす最上級もあります。
意味は同じです。
これは、-est をつける単語がながい時につかうパターン。
たとえば、次の文。
- Math is the most difficult of all subjects. (数学は全ての教科で一番難しいです。)
difficult って単語が長いから -est を付けるかわりに、most をつかっています。
× Math is the difficultest of all subjects. (数学は全ての教科で一番難しいです。)
difficult に est をつけて、最上級にはできない。
また、〇〇〇 の部分はそのままの形をいれます。
そのままの形とは、-er とか -est がついてない形です。
× Math is the more difficult of all subject. (数学は全ての教科で一番難しいです。)
more は比較級の時につかうやつ!
最上級は、 most!
× Ken is the most tall in my class. (ケンは私のクラスで一番背が高いです。)
tall には -est が付けれます ⇒ tallest
-est が付けれる場合は、most じゃなくて -est つけます。
× Ken is tallest in my class. (ケンは私のクラスで一番背が高いです。)
the を忘れてる。
the + -est + in か of (the + most + 〇〇〇 + in か of)
同等比較
as + 〇〇〇 + as (~と同じくらい…です)
同等比較は、「as + 〇〇〇 + as」で表します。
- Ken is as tall as Akira. (ケンとアキラは同じくらいの背の高さです。)
- This pen is as long as that one. (このペンはあのペンと同じくらいの長さです。)
- Ken runs as fast as you. (ケンはあなたと同じくらいはやく走ります。)
このように、「as + 〇〇〇 + as」は同じってことをあらわします。
× Ken is as taller as Akira. (ケンとアキラは同じくらいの背です。)
「as + 〇〇〇 + as」の 〇〇〇 の部分はそのままの形をいれます。
そのままの形とは、-er とか -est がついてない形です。
比較がある文の疑問文・否定文
比較の文を疑問文・否定文にしてみます。
be動詞の場合
たとえば、この文。
Ken is taller than Yumi. (ケンはユミよりも背が高いです。)
この文の動詞は、be動詞の「is」です。
なので、
- 疑問文をつくる時は、 is を文の最初にもってくる。
- 否定文をつくる時は、 is のうしろに not をもってこればOKです。
疑問文:be動詞を文の最初にもってくる
- Ken is taller than Yumi. (ケンはユミよりも背が高いです。)
⇒ Is Ken taller than Yumi? (ケンはユミよりも背が高いですか?)
- Math is more difficult than English. (数学は英語よりも難しいです。)
⇒ Is math more difficult than English? (数学は英語よりも難しいですか?)
- Ken is the tallest in your class. (ケンはあなたのクラスで一番背が高いです。)
⇒ Is Ken the tallest in your class? (ケンはあなたのクラスで一番背が高いですか?)
- Math is the most difficult of all subjects. (数学は全ての教科で一番難しいです。)
⇒ Is math the most difficult of all subjects? (数学は全ての教科で一番難しいですか?)
- Ken is as tall as Akira. (ケンとアキラは同じくらいの背の高さです。)
⇒ Is Ken as tall as Akira? (ケンとアキラは同じくらいの背ですか?)
否定文:be動詞のうしろに not をつける
- Ken is taller than Yumi. (ケンはユミよりも背が高いです。)
⇒ Ken isn’t taller than Yumi. (ケンはユミよりも背が高くありません。)
- Math is more difficult than English. (数学は英語よりも難しいです。)
⇒ Math isn’t more difficult than English. (数学は英語よりも難しくありません。)
- Ken is the tallest in your class. (ケンはあなたのクラスで一番背が高いです。)
⇒ Ken isn’t the tallest in your class. (ケンはあなたのクラスで一番背が高くありません。)
- Math is the most difficult of all subjects. (数学は全ての教科で一番難しいです。)
⇒ Math isn’t the most difficult of all subjects. (数学は全ての教科で一番難しくありません。)
- Ken is as tall as Akira. (ケンとアキラは同じくらいの背の高さです。)
⇒ Ken isn’t as tall as Akira. (ケンとアキラは同じくらいの背の高さではありません。)
一般動詞の場合
You run faster than Yumi. (あなたはユミよりも速く走ります。)
この文の動詞は、「run」です。
run は一般動詞ですね。
なので、一般動詞の疑問文・否定文の作り方をすればOK!
疑問文:Do / Does / Did ~~~?
- You run faster than Yumi. (あなたはユミよりも速く走ります。)
⇒ Do you run faster than Yumi? (あなたはユミよりも速く走りますか?)
- Ken runs the fastest in your class. (ケンはあなたのクラスの中で一番はやく走ります。)
⇒ Does Ken run the fastest in your class? (ケンはあなたのクラスの中で一番はやく走りますか?)
- Ken runs as fast as you. (ケンはあなたと同じくらいはやく走ります。)
⇒ Does Ken run as fast as you? (ケンはあなたと同じくらいはやく走りますか?)
否定文:don’t / doesn’t / didn’t
- You run faster than Yumi. (あなたはユミよりも速く走ります。)
⇒ You don’t run faster than Yumi. (あなたはユミよりも速く走りません。)
- Ken runs the fastest in your class. (ケンはあなたのクラスの中で一番はやく走ります。)
⇒ Ken doesn’t run the fastest in your class. (ケンはあなたのクラスの中で一番はやく走りません。)
- Ken runs as fast as you. (ケンはあなたと同じくらいはやく走ります。)
⇒ Ken doesn’t run as fast as you. (ケンはあなたと同じくらいはやく走りません。)
Yes / No の答え方
- Does he run the fastest in your class? (彼はあなたのクラスの中で一番はやく走りますか?)
- Do you run faster than Yumi? (あなたはユミよりも速く走りますか?)
- Does Yumi run faster than Akira? (ユミはアキラよりも速く走りますか?)
- Is he taller than Yumi? (彼はユミよりも背が高いですか?)
- Is math more difficult than English? (数学は英語よりも難しいですか?)
これらの疑問文に Yes / No で答えていきましょう。
Yes / No の答え方の法則
法則は、
- 疑問文の主語の代名詞
- 聞かれたもので答える
① Does he run the fastest in your class? (彼はあなたのクラスの中で一番はやく走りますか?)
- 主語は ⇒ he
- 聞かれたものは ⇒ Does
主語 he は代名詞なので、このまま使います。
答え方は、
- Yes, he does.
- No, he doesn’t. (does not)
× Yes, he is / No, he isn’t
Does で聞かれてるから is / isn’t で答えれない。
② Do you run faster than Yumi? (あなたはユミよりも速く走りますか?)
- 主語は ⇒ you
- 聞かれたものは ⇒ Do
主語が You の場合は ⇒ I に変えます。
「あなたは〇〇〇ですか?」
と聞かれてるので、
「はい、私は〇〇〇です。」
となります。
答え方は、
- Yes, I do.
- No, I don’t. (do not)
③ Does Yumi run faster than Akira? (ユミはアキラよりも速く走りますか?)
- 主語は ⇒ Yumi
- 聞かれたものは ⇒ Does
この文は、主語がユミ(人の名前)です。
なので、ユミを代名詞にかえます。
Yumi(ユミ) ⇒ she(彼女)
これで答えます。
- Yes, she does.
- No, she doesn’t. (does not)
× Yes, Yumi does.
× No, Yumi doesn’t.
人の名前はそのまま使えません。
代名詞に変えないとダメ。
④ Is he taller than Yumi? (彼はユミよりも背が高いですか?)
- 主語は ⇒ he
- 聞かれたものは ⇒ Is
- Yes, he is.
- No, he isn’t. (is not)
⑤ Is math more difficult than English? (数学は英語よりも難しいですか?)
- 主語は ⇒ math
- 聞かれたものは ⇒ Is
math(数学)を代名詞に変えて ⇒ it
- Yes, it is.
- No, it isn’t. (is not)
まとめ
これで比較はおしまい~