「過去形」と「過去進行形」
両方とも過去をさす時制ですが、具体的にどう違うのでしょうか。
過去形 → 動詞に「ed」をつける(または、動詞の形を変える [see→saw])
過去進行形 → be動詞の過去形 + 動詞のing
と、英文法書には書いてあるものの、はっきりとした区別が難しい時制であります。
そこで、今回も「過去形」と「過去進行形」の違いを時間軸を使って区別してしまいましょう!(°∀°)b
過去進行形は、「過去のある一点」をさす
現在進行形 (be 動詞の現在形 + 動詞のing) は「今、ココ!」の一点をさしている時制ですが、過去進行形は「過去のある一点」をさしている時制です。
そして進行形に共通しているのは、その動作が動いている(進行している)ことです。
実際の例文をみてみましょうヽ(゜▽、゜)ノ
下線部の単語が「過去のある一点」をしめす単語です。
I was playing soccer then.
(私はその時サッカーをしていました。)
I was studying at that time.
(私はその時サッカーをしていました。)
I was watching TV last night.
(私は昨晩テレビをみていました。)
When you called me, I was playing soccer.
(I was playing soccer when you called me.)
(あなたが私に電話をかけてきた時、私はサッカーをしていました。)
過去進行形を使う時は、この「過去のある一点」をしめしておく必要があります。
「過去進行形」の時間軸
過去形は、起こったこと・やったこと(終わっている)をあらわす時制。
過去進行形は、過去のある時にその動作をやっていたことをあらわす時制。
過去形は、起こったこと・やったことを伝えるだけですが、一方、過去進行形は過去にやっていたことを動いているイメージで伝える時制です。
過去進行形を時間軸でみてみましょう(°∀°)b
I was playing soccer then.
(私はその時サッカーをしていました。)
「then」とは、「その時」という意味の過去のある一点を指す単語です。
上記の図のでは、「その時(then)」という「過去のある一点」の時に、「私はサッカーをしていました」といったイメージが伝わります。
私はその時、
サッカーをしていました。
I was playing soccer at 9 a.m.
(私は、午前9時にサッカーをしていました)
When you called me, I was playing soccer.
(あなたが私に電話をしてきた時、私はサッカーをしていました。)
上記の例文は、どれも「過去のある一点」の時に、
サッカーをしていた(実際に動いている)イメージが伝わります。
「過去進行形」のところで「過去形」を使うとどうなる?
過去形は、すでに起こったこと・やったことを伝える時制です。
この「過去形」を本来であれば過去進行形を使うところに入れると、場合によっては違和感MAXの文に仕上がります。
×)When you called me, I played soccer.
(あなたが私に電話をした時、私はサッカーをした。!?!?)
時間軸で考えると、
(あなたが電話をした時)+(私はサッカーをやったんだぜ!?!?[やり終えている])
◯)When you called me, I was playing soccer.
(あなたが私に電話をした時、私はサッカーをしていました。)
(あなたが電話をした時) + (私はサッカーをしていたよ!!!![動作が進行している])
と、コチラのほうが、内容的にしっくりきます。
「過去のある一点」を示した時にその動作が進行している状態であれば「過去進行形」を使って表現するほうが自然です(・∀・)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました o(__)o